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バークシャーがグーグルに43億ドル投資。アップル離れ進む中、次の主力株は何かに注目が集まります。
FRBウォラー理事が利下げを初示唆。「労働市場は失速」との発言が12月会合の空気を一変させる可能性も。
日本の7~9月期GDPがマイナス成長。米国の追加関税で輸出が急減、企業収益への影響も気になるところです。
ネットフリックスが10対1の株式分割。株価は高騰中、個人投資家の買いやすさ改善が続伸のカギを握るか。
ウォーレン・バフェット率いる米バークシャー・ハサウェイがグーグル親会社アルファベット株を新規に取得していたことが明らかになりました。同社は7~9月期にアルファベット株1,785万株(評価額43億ドル)を購入し、アルファベットはバークシャーの米株式ポートフォリオで10番目の大株式となりましたreuters.comreuters.com。一方、バークシャーは主力保有株であるアップル株をこの四半期にさらに売却しており、保有比率はピーク時の4分の1以下に減少していますreuters.comreuters.com。アルファベット株はこのニュースを受けて月曜に急伸し、終値で前日比3%以上高の過去最高値を更新しましたreuters.com。バークシャーは近年テック企業への投資に慎重でしたが、バフェット氏自身が「買い逃した」と語っていたグーグル株に今になって本格参入した形ですreuters.comreuters.com。なお、この開示は来年退任予定のバフェットCEO体制で最後の四半期報告となり、次期CEOに指名されたグレッグ・アベル氏への引き継ぎが迫る中での大型投資として注目されていますreuters.comreuters.com。
米連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォラー理事は17日、足元の労働市場の弱さを指摘し12月の利下げ支持を表明しましたreuters.comreuters.com。ウォラー氏は政府機関の一時閉鎖期間中に得られた限定的なデータでも、失業保険申請の増加や解雇件数の増加など「労働市場はほぼ失速状態」にあると述べ、賃金上昇圧力も見られないと分析しましたreuters.com。その上で、インフレ率は関税の一時的影響を除けば目標の2%に近づいており、経済成長も減速傾向にあるとして、12月9~10日のFOMC会合では0.25%の追加利下げが正当化されるとの見解を示していますreuters.comreuters.com。ウォラー理事は「インフレが再加速する兆しや期待インフレの高進は懸念していない。焦点は弱い労働市場だ」と述べ、今週発表予定の9月雇用統計など残り数週間の指標が多少改善してもこの見方は変わらないだろうと強調しましたreuters.com。なおウォラー氏はパウエル議長の後任候補の一人とも目されますが、一部高官が主張する「不透明感が大きい中での利下げ見送り論」を退ける形で踏み込んだ発言をした点で、市場に大きなインパクトを与えていますreuters.com。
日本の2025年7~9月期の実質GDP成長率は、年率換算で -1.8%(前期比 -0.4%)となり、6四半期ぶりにマイナス成長に転落しましたreuters.comreuters.com。これは米国による追加関税の発動を前に自動車を中心とした輸出が急減速したことが主因で、輸出が全体の成長率を0.2ポイント押し下げたと試算されていますreuters.com。特に自動車メーカー各社は関税引き上げ前の駆け込み輸出の反動で出荷台数が大幅に落ち込み、関税負担を価格引き下げで吸収する動きも見られましたreuters.com。内需を見ると、個人消費は+0.1%とほぼ横ばいで設備投資は小幅増となり、国内の需要も力強さを欠いていますreuters.comreuters.com。ただしGDPのマイナス幅は市場予想(年率 -2.5%程度)より小さく、一時的な要因による一時的な後退との見方が一般的ですreuters.comreuters.com。エコノミストらは「住宅投資の規制変更といった一過性の要因が大きい」と分析し、10-12月期はプラス成長に戻るとの予測が多数を占めますreuters.com。もっとも、基調的な成長力の弱さも指摘されており、12月の日本銀行金融政策決定会合では今回のマイナス成長が考慮され、追加利上げに慎重姿勢が強まる可能性がありますreuters.com。
米動画配信大手ネットフリックスの株式が、本日17日の取引から10対1の株式分割後の価格で取引され始めましたreuters.com。同社は10月末に1株を10株に分割する方針を発表しており、11月10日終了時点の株主に対し9株の追加株式を交付していますreuters.comreuters.com。株価高騰による投資単位の大きさを是正し、個人投資家や従業員持株制度での購入を容易にする狙いがありreuters.com、分割実施発表後にネットフリックス株は急伸しました。同社の時価総額は約4,614億ドル(約69兆円)に達しており、過去3年間で株価は360%以上上昇していますreuters.com。今回の株式分割は2019年以来で上場後3度目となりますreuters.com。市場関係者は「分割によって小口投資家の参入ハードルは下がるが、企業価値や業績見通しが変わるわけではない」と指摘しており、ネットフリックスの株価収益率(P/Eレシオ)が依然約46倍と競合のディズニー(約18倍)やコムキャスト(約7倍)を大きく上回る高水準にある点も変わらないとしていますreuters.com。分割後も引き続き業績動向や利益成長力に見合った適正株価かどうか、慎重な見極めが必要です。
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