2025年11月20日 過去24時間の市場動向と経済ニュース

サムネイル

Play

0:00-0:00

Nvidiaが記録的な四半期決算を発表。AI需要の勢いは継続中で、クラウド向けGPUはすでに完売とのコメントも。


FRB議事録ではメンバー間の利下げ観測に温度差。インフレ警戒は根強く、12月FOMCまでは様子見ムードが強まりそうです。


ビットコインは約3%下落。テクニカル面の悪化もあり、センチメントは急速に冷え込んでいます。


円は156円台半ばまで急落。新政権の大規模財政政策が意識され、円安圧力が再燃しています。



2025年11月20日 過去24時間の市場動向と経済ニュース

市場の動向(過去24時間)

米株式市場では主要指数が小幅上昇した。S&P500は0.38%高の6642.19、NASDAQは0.59%高の22564.23で引けたreuters.com。米10年債利回りは約4.13%まで上昇し(+0.24%)、FRB利下げへの期待後退を反映した。一方、暗号資産市場ではビットコインが3.24%下落し約89,800ドルまで下落coindesk.com。Nvidia決算発表後には一時90,324ドルまで上昇する場面もあった。

NVIDIA、第3四半期決算で記録的増収

半導体大手NVIDIAは2026会計年度第3四半期(8-10月期)決算で、売上高570億ドルと過去最高を記録したstocktitan.net。前年同期比で約62%増、うちデータセンター部門売上は512億ドル(前年同期比+66%)とAI需要の旺盛さが浮き彫りとなったstocktitan.net。一株利益(EPS)は1.30ドルとコンセンサス(1.24ドル)を上回った。来期(第4四半期)見通しも650億ドル±2%と、アナリスト予想(約615億ドル)を大幅に超えるガイダンスを示したstocktitan.net。同社CEOの黄仁勲(ジェンセン・フアン)氏は新型GPU「Blackwell」への受注好調とクラウド向けGPUの品薄を強調しており、投資家の期待はさらに高まっている。

米FRB議事録:分裂した利下げ派と慎重派

米連邦準備制度理事会(FRB)は10月28-29日会合の議事録を公表し、メンバー間の見解の分裂ぶりが明らかになったreuters.com。一部のメンバーは追加利下げを支持する一方、他メンバーは「インフレ抑制への取り組みが停滞している」「将来の物価上昇リスク」を理由に慎重姿勢を示したreuters.com。この内容を受け、市場は12月利下げの可能性を大幅に後退させ、年内利下げ見送り観測が広がっているreuters.com。要するに、データ不足が続く中で利下げペースは鈍化し、FRBは今後の経済指標待ちの構えだ。

ビットコイン急落:90,000ドル割れでセンチメント悪化

ビットコインは11月18日に急落し、一時89,420ドルまで下落したcoindesk.com。これは11月上旬の最高126,250ドルから30%以上の急反落を示し、2025年の上昇分をほぼ帳消しにした。テクニカルには50日移動平均線が200日線を下回る「デス・クロス」が発生し、インフレ懸念から米国債利回り上昇の影響も受けて資金流入が停滞したcoindesk.comcoindesk.com。主要アルトコインも連れ安となり、仮想通貨市場の「恐怖・強欲」指数は史上最低水準にまで低下したcoindesk.com。アナリストは、93,000ドルを回復できなければ次は86,000~88,000ドル付近まで売りが進みやすいと警告している。

円急落:新政権の景気刺激策で10ヶ月安値

日本の新政権が巨額の財政出動を計画しているとの警戒感から、円は急落し11月19日に1ドル=約156.50円と2025年1月以来の安値を記録したreuters.com。財務相の片山氏も「高い緊張感をもって市場を注視する」と表明したがreuters.com、市場では日銀による金融緩和継続観測と大規模財政支出への懸念が強まり、海外投資家が円売りを加速させている。これに伴い日本国債の長期金利も上昇し、特に20-30年債の利回りが急上昇した。政府・日銀の連携を重視する姿勢も示されたが、短期的には円安圧力がさらに高まりそうだreuters.comreuters.com


share

clip board
/ / 2025年11月20日 過去24時間の市場動向と経済ニュース
cta画像
ロゴ

会員登録いただくことで、 限定コンテンツへのアクセスができるようになります。

※コンテンツのアクセスには一部会員ランクなどの条件を含むものがあります。