今週の経済日程 2025年6月30日~

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06 / 30 Mon

09:45 (指標) Chicago PMI 6月(予想 42.7 前回 40.5)

16:05 (株式) Progress Software (PRGS) Q2 決算発表(After Close)

16:05 (株式) Quantum (QMCO) FY25 通期・Q4 決算発表(After Close)

--:-- (金融) ECB シントラ・フォーラム開幕(ラガルド総裁講演など)

--:-- (暗号) Ethereum Community Conference (EthCC) 2025 Day 1 開幕


07 / 01 Tue

09:30 (金融) シントラ中銀トップ討論パネル(パウエルFRB議長ほか)

10:00 (指標) ISM 製造業景況指数 6月(予想 48.8 前回 48.5)

10:00 (指標) JOLTS求人件数 5月(予想 745万 前回 739.1万)

16:05 (株式) Constellation Brands (STZ) Q1 決算発表(After Close)

16:05 (株式) Greenbrier (GBX) Q3 決算発表(After Close)

--:-- (暗号) EthCC Day 2


07 / 02 Wed

08:15 (指標) ADP 雇用統計 6月(予想 +80K 前回 +37K)

10:00 (指標) 製造業受注 5月(予想 ▲0.2% 前回 +0.4%)

07:30 (株式) MSC Industrial (MSM) Q3 決算(Before Open)

07:30 (株式) UniFirst (UNF) Q3 決算(Before Open)

16:05 (株式) Franklin Covey (FC) Q3 決算(After Close)

--:-- (金融) 「One Big Beautiful Bill Act」下院協議進展に注目

--:-- (暗号) EthCC 最終日・ETHロードマップ討議


07 / 03 Thu ※短縮取引(株式13:00終了)

08:30 (指標) 雇用統計 6月 NFP(予想 +129K 前回 +139K)

08:30 (指標) 失業率 6月(予想 4.2% 前回 4.2%)

08:30 (指標) 貿易収支 5月(予想 ▲762億ドル 前回 ▲742億ドル)

08:30 (指標) 新規失業保険申請件数(週次)

10:00 (指標) ISM 非製造業景況指数 6月(予想 50.3 前回 49.9)

13:00 (金融) NY証取・債券市場 祝日前早期クローズ

--:-- (金融) 財務省 7–9月期国債借入計画公表(予定)

--:-- (暗号) SECのレバレッジBTC ETF承認報道フォロー


07 / 04 Fri

--:-- (金融) 米国市場休場(独立記念日)

--:-- (暗号) 暗号資産市場は通常通り取引(流動性低下に注意)



今週の経済日程 2025年6月30日~

※ 正確でないデータが含まれる可能性があります。細かい数値や発表予定時間など詳細情報については、各自で確認をするようにしてください。

先週後半、米国株式市場ではハイテク・AI関連株が主導する形でナスダック100指数が史上最高値を更新し、主要株価指数が力強い上昇を見せましたig.comテクノロジーセクターでは、エヌビディアやマイクロソフト、ブロードコムなどAI関連銘柄が52週高値を記録しig.com、マイクロンによる「AI需要の堅調さ」を理由とした強気の業績見通しが半導体株全般を押し上げましたig.com。一方で、バリュエーション面の警戒も浮上しており、ナスダックの強気相場に伴いRSI(相対力指数)の過熱感や株価収益率(PER)の歴史的高水準が指摘されていますig.com。今週はこうした楽観と警戒が交錯する中、以下のような重要イベントが控えています。特に米国の雇用関連指標経済指標、主要企業の決算発表、そして金融政策・財政政策に関する動向に注目が集まります。暗号資産市場でもビットコインが10万ドル台後半で高止まりし、政策動向が意識される展開です。本稿では各日の主な予定を整理し、前回値・市場予想や発表前の見方を詳説します。

6月30日(月)

  • 経済指標: 月末のこの日はシカゴPMI(6月)が発表予定です(日本時間30日22:45)。前回5月は40.5と4ヶ月ぶり低水準まで低下しており、50を大きく下回る景況悪化を示しましたtradingeconomics.com。6月も低調な製造業の動きが続くとみられ、市場では小幅な改善予想(48前後との観測)ながら引き続き50未満の景気判断分岐点割れが予想されています。製造業の弱さが確認されれば、翌日のISM製造業景況指数にも慎重な見方が強まりそうです。なお、この日は四半期末でもあり、機関投資家のポートフォリオ調整による株式市場の変動にも留意が必要でしょう。
  • 金融政策・政治: 6月30日からポルトガルでECB年次フォーラム(シントラ会議)が開幕しますforexlive.com。初日はラガルドECB総裁の講演が予定されており、米国時間夕方にはその内容が伝わってくる見通しですforexlive.com。もっとも市場の関心は翌日以降に予定される主要中銀トップの討論パネルに向いており、この日は目立った米要人発言はありません。一方、米国では連邦準備制度理事会(FRB)による年次ストレステスト結果が先週公表されたばかりで、大手銀行は一斉に合格した模様です。これを受けて金融各社は配当増額や自社株買い計画を順次発表するとみられ、金融セクターでは株主還元拡大への期待感が漂います。またワシントンでは、トランプ政権が推進する大型税制・歳出法案(いわゆる「One Big Beautiful Bill Act」)の行方にも市場は注目しています。この包括法案には暗号資産への寛容な規制緩和(米国版ビットコイン戦略備蓄の創設など)が盛り込まれており、政権は今週中の成立・署名を目指していると伝えられますinfomarine.net。法案進展は財政政策のみならず暗号資産市場にも影響し得るため、関連ニュースには注意が必要です。
  • 企業決算: 4-6月期(企業によっては変則会計)の決算シーズン本格化はもう少し先ですが、この日はソフトウェア企業のプログレス・ソフトウェア (PRGS) と、データストレージ企業のクアンタム (QMCO)取引終了後(米東部時間)に決算を発表します。プログレス・ソフトウェアはAI対応を含むソフトウェア需要が堅調で、第2四半期(3-5月期)の調整後EPS予想は1.30ドルと前年同期比+19%増(前年同期1.09ドル)と見込まれていますnasdaq.com。売上高も2億3,784万ドル(前年比+35.9%)の予想と大幅増収が期待されており、同社経営陣も前年を上回るガイダンスを示していますnasdaq.cominvestors.progress.com。一方、経営再建中のクアンタムは2025年3月期通期決算(1-3月期=第4四半期含む)を報告予定で、通期EPSは▲1.17ドル(赤字)と前年から赤字拡大、売上高は2億8,018万ドル(前年比▲10.1%)と減収が見込まれていますgurufocus.com。業績低迷はクラウド需要の鈍化や費用増によるもので、既に株価には織り込まれつつありますが、今後の改革計画に関する言及が焦点となります。
  • 暗号資産: ビットコイン(BTC)は先週5月下旬に過去最高値となる約11万2千ドルまで急騰した後infomarine.net、足元では10万5千~10万8千ドル前後の狭いレンジで高止まりしていますinfomarine.net。今年初めからの上昇率は+74%に達しており、半減期後の強気サイクルが続いているとの見方ですinfomarine.net。背景には機関投資家による需要増があり、流通BTCの30%以上をETFや上場企業・政府系主体が保有するなど主流化が進展していますinfomarine.net。特にブラックロックの現物ビットコインETFは純資産570億ドル超を集める成功を収め、市場への資金流入を後押ししましたinfomarine.net。また上述の米大型法案には「米国版ビットコイン備蓄」の創設が含まれ、トランプ大統領がビットコインを戦略資産と位置づける姿勢を示したことも強気材料ですinfomarine.net。こうした政策支援観測の下、投資家はビットコイン年内15万ドル突破の可能性すら議論し始めていますcointelegraph.comcointelegraph.com。イーサリアム(ETH)もビットコインに追随して年初来高値圏にあり、6月30日からフランス・カンヌで開催のEthereum Community Conference(EthCC)では技術ロードマップやL2ソリューションに関する新情報が期待されています。暗号資産市場では政策動向と技術トレンドが価格の両輪となっており、今週も規制関連ニュースや大型イベント発表に敏感な展開が予想されます。

7月1日(火)

  • 経済指標: この日はISM製造業景況指数(6月)が発表され、製造業の景況感悪化に歯止めがかかるか注目されます(米東部時間10:00発表)。市場予想は48.8と前月の48.5からわずかに上昇の見通しですが、依然50を下回る景気縮小局面が続く見込みですinvesting.com。5月のISM製造業指数は48.5と3ヶ月連続の50割れで、生産・新規受注の低迷が示されました。予想通りなら6月も4ヶ月連続の縮小となり、利上げや需要減速の影響が製造業に及んでいる可能性があります。また同時刻にはJOLTS求人件数(5月)も公表予定で、こちらは745万件程度(前月739.1万件)へ若干の増加が見込まれていますig.com。労働市場の需給ひっ迫は和らぎつつあるものの依然歴史的な求人高水準にあり、発表前のマーケットでは「求人の伸び鈍化=労働需給緩和ならFRB利上げ打ち止め観測が強まる」との見方も聞かれます。
  • 金融政策: シントラ会議2日目には、パウエルFRB議長上田日銀総裁ベイリー英中銀総裁ラガルドECB総裁という主要中央銀行トップ4名が揃って政策パネル討論に参加します(現地時間7月1日14:30、米東部時間同日9:30予定)forexlive.com。パウエル議長は先週の議会証言で関税や景気動向を注視する「待機」姿勢を示しましたusbank.comが、このパネルでもインフレ見通しや金融政策の国際協調に関する発言があるか注目です。市場では「最近の経済指標悪化を受けて年内利下げ観測が出始めているが、パウエル氏がそれを牽制するかどうか」に関心が集まっています。また欧州サイドでは、同フォーラム期間中に公表されるECB理事会議事要旨(6月会合分)にも注目が必要です。いずれも米国市場への直接的インパクトは限定的かもしれませんが、グローバルな金融政策スタンスを測る上で重要なイベントとなるでしょう。
  • 企業決算: 主要企業では、コロナ銘柄でもある酒類大手のコンステレーション・ブランズ (STZ) が第1四半期決算(3-5月期)を引け後発表します。市場予想ではEPS 3.39ドルと前年同期の3.57ドルから減益見通し、売上高も25億6,000万ドル(前年同期26億6,000万ドル)へやや減少が予想されていますaryafin.com。インフレ下でのビール・ワイン需要動向や、同社が米国内権益を持つModeloビールの販売動向が注目点です。また鉄道車両メーカーのグリーンブライア (GBX)第3四半期決算(3-5月期)を発表予定です。こちらは鉄道貨車の受注改善傾向が続く中、EPSは約0.99ドル(前年同期比▲6%)、売上高は7億85百万ドル(前年同期比▲4%)程度と小幅減収減益が見込まれています(レール向け需要の遅れを一部反映)ainvest.com。決算発表後のカンファレンスコールでは、受注残や通期見通しの修正について経営陣から言及があるか注目されます。このほか、小型案件としてAIチップ企業Graphcoreによるカンファレンス開催や、自動運転関連の発表が噂されていますが、マーケットへの直接影響は限定的でしょう。
  • その他の注目: 米議会では会計年度2024年予算の折衝が山場を迎えており、歳出上限や予算教書に関連する報道に注意です。特に前述のトランプ政権の大型税財政法案について、7月初旬までに法案成立を目指すとされており、仮にこの日に下院通過など進展があれば市場心理を左右する可能性があります。また米財務省は月初に短期国債の大規模入札を予定しており、7月債務残高の増加ペースや金利動向もウォッチポイントです。暗号資産分野では、この日まで開催のEthereum Community Conference (EthCC)にて主要開発者らが今後のアップグレード計画を議論しており、イーサリアム関連のポジティブなニュースが出ればETH価格に織り込まれる可能性があります。

7月2日(水)

  • 経済指標: 米民間雇用の動向を示すADP全米雇用レポート(6月)が7月2日8:15(ET)に発表されます。前回5月分はわずか+3.7万人増と2023年3月以来の低水準に落ち込みましたがtradingeconomics.com、市場予想では6月は+8万人前後まで持ち直す見通しですig.com。もっとも先週まで増加基調だった新規失業保険申請件数がやや頭打ちとなっており、労働市場軟化はゆっくりとしか進んでいないとの声もあります。ADPの結果は翌日の政府統計(雇用統計)予想にも影響を与えるため、サプライズがあれば金利・ドル相場が敏感に反応するでしょう。同日10:00(ET)には製造業受注(5月)も予定されています。4月は前月比+0.4%と堅調でしたが、耐久財受注の速報値が振るわなかったため5月は小幅減少との見方があります。製造業関連では、ISM非製造業景況指数(サービスPMI)が翌日に控えるため、関連業種の動向を占う材料になりそうです。
  • 金融政策: 目立ったFRB高官の講演予定はありませんが、連邦政府の財政動向に引き続き注目です。米議会は7月4日の独立記念日休会を控え、この日までにトランプ政権の大型税財政法案(前述の「One Big Beautiful Bill Act」)の草案合意を目指していると報じられます。法案には所得税減税インフラ支出に加え、暗号資産規制緩和策などが含まれており、市場では「景気刺激と財政赤字拡大」のバランスへの関心が高まっていますinfomarine.net。仮にこの日までに何らかの立法進展(委員会可決など)が伝われば、株式市場ではインフラ関連や暗号資産関連銘柄に物色の動きが出る可能性があります。一方で巨額財政出動への警戒から長期金利が上昇するリスクもあるため、債券市場の反応も合わせて注視が必要です。また、欧州ではこの日まで開催のシントラ会議を経て、主要中銀のスタンスが改めて共有されます。特に欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はフォーラム閉幕講演で追加利上げの含意を示唆する可能性があり、ドル・ユーロ相場を通じて間接的に米国市場に波及し得ます。
  • 企業決算: 水曜日は朝方にユニフォームサービス大手のユニファースト (UNF)、工具・MRO大手のMSCインダストリアル(MSM)など景気敏感業種の決算発表が予定されています。ユニファーストは第3四半期(3-5月期)業績を発表し、市場予想ではEPS約1.35ドル前後(前年同期比で微増)、売上高は前年度並みの5億5千万ドル台が見込まれます。労務コスト上昇を価格転嫁できているか、サービス需要の安定度がポイントです。MSCインダストリアルも第3四半期決算を発表予定で、こちらはEPS $1.75前後(前年比ほぼ横ばい)、売上高約9億ドル(同+5%程度)と堅調な予想が出ています(製造業向け工具需要の回復基調を反映)。これら産業・サービス系企業の決算は、足元の景気動向やインフレ転嫁状況を探る手がかりとなるでしょう。
  • 一方、営業コンサルティングのフランクリン・コヴィー (FC)第3四半期(3-5月期)決算を市場終了後に予定しています。前四半期(12-2月)は▲0.13ドルの赤字決算でしたが、当四半期は予想▲0.08ドルと赤字幅縮小が見込まれていますzacks.com。売上高も前年同期比で増収転換するとの予想で、人材育成サービスへの需要動向やサブスクリプション事業の伸びが注目されます。
  • 暗号資産: ビットコイン価格は依然10万ドル台を維持していますが、この日発表のADPや翌日の雇用統計によって米金融政策の織り込みが変化すれば、暗号資産市場にも波及し得ます。例えば弱い雇用指標→利下げ観測→ドル安・流動性拡大期待となれば、ビットコインには追い風です。逆に指標堅調で利上げ長期化観測が強まれば利回り競争の観点から一服する可能性もあります。また、米上院ではステーブルコイン規制法案(GENIUS法)の採決待ち状況が続いていますcointelegraph.com。規制整備進展は暗号資産に長期的安定をもたらすと期待されており、可決のめどに関する報道が出れば関連トークン(USDコインなど)に影響するでしょう。総じて、この日はマクロ指標発表と規制ニュースが暗号資産市場の触媒となり得る一日です。

7月3日(木)

  • 経済指標: 今週最大の注目イベントは、7月3日8:30(ET)に発表される6月米雇用統計です(通常第1金曜だが祝日繰上げ)。市場コンセンサスは非農業部門雇用者数が前月比+12.9万人と、5月の+13.9万人からさらなる伸び鈍化を見込んでいますig.com。これは4月+14.7万人からの減速基調が続く形で、景気減速に伴う雇用ペースの縮小を示唆します。また失業率は4.2%で4ヶ月連続据え置きの見通しですig.com。労働参加率やU6失業率にも変化がないか確認が必要でしょう。平均時給は前年同月比+4%台前半と、賃金インフレは徐々に和らぐ方向と予想されています。発表前の市場では「弱い数字ならFRB年内利下げ観測が高まり株高・ドル安、強い数字なら利上げ長期化観測で株安・ドル高」といった典型的なシナリオが議論されています。特に最近新規失業保険申請件数継続受給者数が増加傾向(直近の継続受給者数197.4万人は約1年半ぶり高水準ig.com)にあり、NFPにも下振れリスクがあるとの指摘もありますig.com。もっとも「ADP等との相関は低い」として過度なポジション傾斜を避ける動きも見られます。当日は同時刻に貿易収支(5月)も発表されますが、雇用統計のインパクトに比べ相対的に小さいでしょう。
  • 景気指標: 雇用統計発表後の10:00(ET)にはISM非製造業景況指数(サービス業PMI、6月)が控えています。こちらは予想50.3と前月の49.9からやや上昇し、景況判断の分かれ目50を再び上回る見通しですig.com。サービス業PMIは5月に約3年ぶりの50割れとなり景気減速懸念を誘いましたig.com。6月に50台を回復できれば、「サービス部門はなお拡大基調を維持」との安心感から株式市場には追い風となりそうです。特にインフレ率低下の中で個人消費を下支えするサービス分野の底堅さが確認されれば、景気ソフトランディング期待が高まる可能性があります。ただし指数の内訳(新規受注や雇用指数)が弱い場合は楽観は禁物で、総合指数50回復でも市場の受け止め方は分かれるでしょう。なお、通常木曜発表の新規失業保険申請件数は今週も木曜朝に公表予定で、直近は23.6万件(前週比▲1万件)でしたtradingeconomics.com。今回も24万件前後と歴史的には低水準ながら増加傾向継続が見込まれており、労働市場の転機を探るデータとして参考にされます。
  • 市場環境: 7月4日の独立記念日を翌日に控え、この日の米国株式市場は短縮取引(祝日前日は13時で取引終了)となります。また債券市場も午後2時にクローズする予定で、実質的に週末モードに入る投資家も多いでしょう。したがって、雇用統計発表直後の午前中に市場参加者の関心が集中し、出来高は朝方に偏重する見込みです。重要指標発表直後のボラティリティには注意しつつ、午後にかけては急速に参加者が減少していく可能性があります。株式市場ではグロース株とバリュー株の綱引きが続いており、ハイテク・AI関連は高値警戒感から利益確定売りが出やすい半面、良好な指標結果が出れば金融株や景気循環株に買戻しが入る展開も想定されます。また今週前半に発表された主要企業の決算(コンステレーション・ブランズなど)の市場消化も進み、来週以降本格化する決算シーズンに備えたポジション調整もみられるかもしれません。
  • 企業・商品市場: 大型決算発表はありませんが、原油市場ではこの日ウィーンで予定されていたOPECプラス閣僚級会合が延期されており(次回会合は未定)、産油国の生産調整に関するニュースは小休止です。ただし中東情勢は依然流動的で、原油価格は直近1バレル=65ドル近辺まで低下した後に神経質な値動きとなっていますusbank.com。エネルギー安はインフレ鈍化と実質所得の押上げ要因であり、株式にプラスとの見方もありますが、産油国の動き次第では再び変動しかねないため、マーケットは週末を前にポジション調整を進める可能性があります。
  • 金融政策・財政: FRBは次回7月FOMC(7月30-31日)まで約1か月あり、この日は特段のイベントはありません。ただ、財務省四半期借入計画や債務上限合意後の資金繰りなど、米国財政面の材料が引き続き市場の根底にあります。財務省は7-9月期の国債増発計画を近日中に公表予定であり、巨額発行が長期金利を押し上げるリスクが意識されていますig.com(今週は2年債・5年債など計1190億ドル規模の入札が順調に消化され、需要は概ね堅調でしたreuters.com)。また、前述のトランプ政権法案について目立った進展がない場合、政治リスク回避の思惑から週末持ち越しを嫌った動きが広がるかもしれません。一方、もし大統領が独立記念日に合わせ法案署名などサプライズを演出すれば、休日明けの市場にインパクトを与える可能性もあります。いずれにせよこの日はマーケット参加者が限られるため、ニュースへの反応は通常時より過敏になることも考えられます。
  • 暗号資産: 独立記念日の祝日を前に、暗号資産市場は概ね落ち着いた動きが予想されます。しかしビットコインETFを巡るニュースや規制当局の動きには引き続き留意が必要です。先週末、SEC(証券取引委員会)が一部のレバレッジドBTC先物ETFを承認したとの報道もあり、規制面での一段の明確化に期待が高まっていますcoinjournal.net。また、祝日期間中に欧州やアジアで暗号資産関連の政策発表があれば、週明けに価格がギャップアップ(またはダウン)する可能性もあります。投資家はポジション管理に注意を払い、特にこの日は米市場参加者が早退・不在となる時間帯に相場急変が起きやすい点を心に留めておくべきでしょう。

7月4日(金)【祝日】

米国は独立記念日の祝日で株式・債券市場とも休場となります。したがって経済指標や企業イベントの予定はありません。暗号資産市場や海外市場は通常通り稼働していますが、米国投資家の取引は限定的となる見込みです。週明け7月7日(月)以降には、6日に予定されるOPEC+閣僚監視委員会や、9日に公表予定のFOMC議事要旨(6月会合分)、そして7月中旬から本格化する主要企業の4-6月期決算へと市場の関心が移っていきます。本週のイベントを総括すると、労働指標と経済指標で景気の現状を見極め、金融政策や財政政策の動向を織り込む一週間となりそうです。先行き不透明感もありますが、投資家にとっては経済イベントの結果を踏まえつつ、自身のスタンス(強気・慎重)を再点検する好機と言えるでしょう。そして日本の個人投資家にとっては、これら米国発の材料が為替や日本株にも波及する可能性を踏まえつつ、グローバルな視点で市場を見渡すことが求められます。休場明けの米国市場がどのような反応を示すか、今週のイベント結果を注視していきましょう。


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