社会問題

【 アジア同盟各国に軍事費5%強要し貿易赤字解消を図る?? 】

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ヘグセス米国防長官は31日、アジアの同盟国に対し、防衛費をGDPの5%に向け引き上げるよう強く求め、中国による台湾侵攻の可能性に備えるため、より強い危機感を持つ必要があると警告しました。


アメリカは強い防衛産業を抱えています。アジア各国に防衛費を支出させることで、貿易赤字を減らす狙いがあると考えられます。アメリカの現在のアジア各国への兵器輸出が、仮に現状から5%に増えた場合どの程度の各国との貿易が均衡化されるかを計算してみました。


しかし本当にアメリカは戦争が好きですね。そこ巻き込まれるのは最悪です。


🇯🇵 日本:現在、日本の国防費は約519億ドルで、GDP比では1.1%にとどまっています。仮にGDPの5%まで引き上げた場合、防衛費は約2,359億ドルに達し、追加で約1,840億ドルの支出が必要になります。この増額分をすべてアメリカからの武器・軍事装備輸入に充てた場合、アメリカは日本に対する貿易赤字(現在は約670億ドル)をすべて解消したうえで、約1,170億ドルの貿易黒字を得ることになります。これはアメリカにとって極めて大きな経済的利益です。


🇰🇷 韓国:韓国は既に国防費をGDP比2.7%水準に維持しており、年額約500億ドルを支出しています。これを5%にまで引き上げると、追加で約426億ドルが必要になります。この金額をすべてアメリカからの輸入に充てることで、アメリカの対韓国貿易赤字(約280億ドル)は完全に解消され、約146億ドルの黒字に転じます。


🇦🇺 オーストラリア:オーストラリアはGDP比2.0%の国防費を維持しており、約350億ドルを支出しています。5%まで引き上げた場合、追加で約525億ドルが必要です。現在、アメリカはオーストラリアとの貿易で約170億ドルの黒字を得ていますが、防衛装備の輸出が拡大すればその黒字幅は約695億ドルに増加し、アメリカにとっては輸出主導型黒字がさらに強化される結果となります。


🇸🇬 シンガポール:シンガポールの国防費はGDP比で既に3.3%と高水準にあり、約110億ドルです。5%まで引き上げるには追加で約57億ドルが必要です。このすべてをアメリカからの輸入とした場合、アメリカの対シンガポール貿易黒字は約107億ドルに達することになり、アメリカの黒字が一層拡大します。


🇹🇼 台湾:台湾は現在、GDP比2.5%にあたる約190億ドルを防衛に支出しています。5%への引き上げには追加で190億ドルが必要となり、それをアメリカからの防衛装備輸入に充てた場合、アメリカの対台湾貿易赤字は1,160億ドルから970億ドルに縮小されます。依然として赤字ではありますが、その規模は大きく改善されます。


このように、アジア主要国がGDPの5%まで防衛費を引き上げ、その増額分をアメリカからの輸入に向けた場合、アメリカは数千億ドル規模の追加輸出を得ることが可能となります。これにより、アジア全体との貿易赤字を大幅に削減、あるいは一部の国とは黒字転換が可能になります。実際、日本・韓国・台湾だけで、アメリカは約2,400億ドル以上の追加輸出を得られる可能性があり、これはアメリカの防衛産業と貿易収支に極めて大きな好影響をもたらします。


この構造は、アメリカの外交・安全保障政策が単なる地政学的意図だけでなく、明確な経済的利得に裏付けられていることを示しています。すなわち、アジア諸国に対して防衛費増額を強く求める背景には、中国の台頭への抑止のみならず、貿易赤字削減と産業強化という二重の国家戦略が存在していると見なすべきです。


しかし実際のところ、軍事費を5%にまで高めるような財政的な余裕はありませんし、人口減少に向かう中で、防衛装備を維持し続ける余裕もないのが現状で、無駄でしかないと考えます。


そしてもし日本がアメリカに対して貿易赤字になるような状況では、実需のドル買いで円の価値は大きく下がることになるでしょうね。


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