【　移民は大事　】

日本は島国の単一民族ですので、相変わらず移民に対しての抵抗感は強いです。

マスメディアは極端に移民の問題を一方方向から煽ります。川口市のクルド人問題のように。

しかし冷静に考えれば、移民がいなければ日本の社会構造を支えられないことは明白なのですから、もう少し偏らない報道をしてほしいと思います。

移民にハードルを高くし、さらには既得権益者が新しい技術（Uber,自動運転カーなど）を拒むわけで、結局全てのツケが国民に回ってきます。

トランプ大統領は移民のハードルを高くしていますが、これは完全にアメリカを弱体化させる政策です。しかしその前までは非常に移民に寛容な国であり、移民がアメリカを成長させてきました。

現在、アメリカでは外国人出生者の比率が過去最高に達し、20世紀初頭の「大移民の波」を上回っています。一方、日本では少子高齢化が急速に進行し、出生数は過去最少を記録しています。この人口構造の違いが、両国の経済成長力の差を広げています。

アメリカ：移民が支える経済成長　バイデン政権下で、アメリカの移民数は年間平均240万人に達し、歴史上最大の移民流入となっています。 この移民の増加により、労働力人口が拡大し、経済成長を支えています。移民は労働供給を増やし、インフレ圧力を抑制する効果もあります。 また、移民の増加はGDP成長率を押し上げ、金融市場にも好影響を与えています。

日本：少子高齢化による経済の停滞　2024年、日本の出生数は68万6,000人となり、初めて70万人を下回りました。 合計特殊出生率も1.15と、人口維持に必要な2.07を大きく下回っています。この少子高齢化により、労働力人口が減少し、経済成長が鈍化しています。また、高齢化に伴い社会保障費が増加し、財政負担が重くなっています。金融市場では、長期国債の需要が減少し、金利の上昇やボラティリティの増加が懸念されています。 

両国の比較と今後の展望：アメリカは移民政策を通じて労働力を確保し、経済の拡大と更新を続けています。一方、日本は移民政策が不明確で、人口構造の変化に対応できていません。この違いが、両国の経済成長力の差を広げています。

既得権益者が貪り続ける社会では残念ながら根本的な変革はできないでしょうね。