近年、生成AIの性能は急速に進化し、もはや制御不可能な領域に入りつつあります。
もともと創作支援や業務効率化の道具と見られていたAIは、今や軍事・安全保障の中核技術へと変貌しており、国家が生き残るためにはAI開発を止めることができない状況となっています。
ウクライナ戦争では、AIとスターリンクを駆使した遠隔ドローン攻撃により、従来の戦争の形が根本から変わりました。今後は衛星通信が断たれる状況も想定され、自律的に判断・攻撃するAIドローンが主流になるでしょう。防御側もAIによる自律監視が不可欠となり、全領土を防御対象とせざるを得ないです。
このような状況で求められるのは、強力な言語モデル(LLM)や視覚認識AI(VLM)、動画生成AIを使った仮想戦場の訓練、さらには人型ロボット制御AIなどの軍事転用です。GoogleのVeoやNVIDIAのGR00Tといった技術は、もはや軍事ゲームチェンジャーです。
問題は、こうした競争が「人間のための国家」という理念を押し流してしまうことにあります。AIを極限まで優先し、人権や倫理、幸福さえ「邪魔」とみなされる社会になりかねません。つまり「AIだけが生き残る国家」で勝利しても、それが人間にとって意味あるものかは極めて疑わしいです。
私たちはいま、AIが人間を凌駕する時代の入口に立っています。これは軍事、経済、倫理、そして人間の実存に関わる問題であり、全員が当事者だということを理解する必要がありますね。
昔から戦争に関わる会社の株は同義的に保有を避けていましたが、上記の状況から考えて中長期的な有望な会社はこれらだと思います。
✅ 1. Palantir Technologies Inc.(ティッカー:PLTR)|米国
分野:データ解析・軍事情報処理AI
CIA支援で創業された背景を持ち、米国防総省やNSAと深い関係を持つ。
大規模データ解析とAI予測で、ドローン監視・兵站最適化・戦術指令AIに活用。
近年では戦場における**リアルタイム判断支援AI「Gotham」**がウクライナ戦争で実戦投入され注目。
✅ 2. Anduril Industries(非公開→上場期待)|米国
分野:AI自律型兵器、ドローン防衛システム
元Palantir幹部が設立。ドローン防衛AI「Lattice OS」や自律型兵器「Ghost」などを展開。
米海兵隊や国土安全保障省が導入。AI+物理兵器の融合モデルを牽引。
2025~2026年のIPOが噂されており、上場すれば即座に注目株に。
✅ 3. Lockheed Martin(LMT)|米国
分野:防衛産業の巨頭+AI統合開発
F-35戦闘機や各種ミサイル開発の他、AIを搭載した戦闘機やドローン制御システムに注力。
Microsoftと提携し、AI活用による**次世代指揮統制システム(JADC2)**の研究も進行中。
✅ 4. Northrop Grumman(NOC)|米国
分野:宇宙・ドローン・自律兵器AI
ステルス無人機「RQ-4 グローバルホーク」やB-21爆撃機にAI統合。
AIによる早期警戒システム、自律航行アルゴリズムを開発。
軍事AI分野の実装力は世界でもトップクラス。
✅ 5. NVIDIA(NVDA)|米国
分野:GPU+軍用AI・フィジカルAI
世界トップのGPU開発企業であり、AI訓練用ハードウェアの供給元。
「GR00T」などのロボット制御AIを通じて、人型兵器やドローン自律制御への基盤を提供。
米国防総省との関係も急拡大中。
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