ニュースサイト「The Information」が報じた内容によると、米Amazon.comは現在、人型ロボット(ヒューマノイド)に搭載するためのAIソフトウェアの開発を本格的に進めているとのことです。
このソフトウェアは、将来的にアマゾンが展開する宅配業務において、従来の人間による配達員の役割を部分的、または完全に代替することを目的としています。
報道によれば、アマゾンはすでにテスト用の環境を整備し、複雑な地形や実際の配達動線に近い条件下でロボットの動作検証を行っており、最終的にはロボットが自律的に荷物を配達先まで届けることを想定しています。
また、同社はハードウェア開発よりもAIによる「ロボットの頭脳」の部分に重点を置いており、外部のロボットメーカーが提供するヒューマノイド機体を活用しつつ、自社の物流インフラと組み合わせることで実用化に向けた取り組みを加速しています。
この構想が実現すれば、配達業務のさらなる自動化が進み、労働コストの削減や人材不足の解消に貢献するとみられており、物流業界に大きな変革をもたらす可能性があります。
日本でも配送事業での人手不足は深刻ですが、あと5年もすればアメリカや中国では無人カーが走り、宅配業務を人型ロボットが全て行う。そんな時代が来るのかもしれません。
日本では様々な規制と既得権益者が高いハードルを作り、ますます世界との差は広がるでしょうね。そして損を被り、高いコストを払わされるには一般国民です。ほんとうに馬鹿らしいと思いますが。
人型ロボットの有望企業が上場すれば間違いなく大きく成長します。世界の最先端で非常に有望なまだ未上場の人型ロボットメーカーはこの10社です。
🇺🇸 米国の注目未上場企業(5社)
1. Figure AI
本社: カリフォルニア州サンフランシスコ
創業: 2022年、ブレット・アドコック氏により設立
主力製品: Figure 01、Figure 02
特徴: 家庭や工場での作業を自律的にこなす汎用人型ロボットを開発。BMWとの提携や、OpenAI、Microsoft、NVIDIA、ジェフ・ベゾス氏からの出資を受け、2024年時点で企業評価額は26億ドルに達しています。
2. Agility Robotics
本社: オレゴン州セーラム
創業: 2015年、オレゴン州立大学からスピンオフ
主力製品: Digit
特徴: 物流や倉庫作業向けの二足歩行ロボット「Digit」を開発。AmazonやGXO Logisticsと提携し、2023年には米国初の人型ロボット専用工場「RoboFab」を開設しました。
3. Apptronik
本社: テキサス州オースティン
主力製品: Apollo
特徴: NASAとの共同開発経験を持ち、柔軟で安全性の高い人型ロボットを開発。製造業や物流分野での活用を目指しています。
4. 1X Technologies
本社: ノルウェー(米国市場にも展開)
主力製品: EVE
特徴: OpenAIからの出資を受け、家庭やオフィスでの作業を支援する人型ロボットを開発。人間との協働を重視した設計が特徴です。
5. Persona AI
本社: テキサス州ヒューストン
特徴: 韓国のHD現代重工業と提携し、造船所での溶接作業などを行う人型ロボットを開発中。2026年末までにプロトタイプの完成を目指しています。
🇨🇳 中国の注目未上場企業(5社)
6. Unitree Robotics(杭州宇树机器人有限公司)
本社: 浙江省杭州市
主力製品: H1、G1
特徴: 高速移動やバク転が可能な高性能人型ロボットを開発。Amazonとの提携も報じられており、物流や教育、家庭用ロボットとしての応用が期待されています。
7. AgiBot(上海智元新创技术有限公司)
本社: 上海市
創業: 2023年、元Huaweiのエンジニアによって設立
主力製品: Yuanzheng A2、Lingxi X1
特徴: 産業用途向けの人型ロボットを開発し、2024年末には量産を開始。オープンソース戦略を採用し、開発者コミュニティとの連携を強化しています。
8. Deeprobotics Robotics(杭州云深处科技有限公司)
本社: 浙江省杭州市
主力製品: Dr01
特徴: 四足歩行ロボットから人型ロボットまで幅広く開発。自律移動やAIによる環境認識技術に強みを持ち、製造業や警備分野での活用が進められています。
9. Engine AI(北京众擎科技有限公司)
本社: 北京市
特徴: AIとロボティクスの融合に注力し、産業用人型ロボットの開発を進めています。高度なAIアルゴリズムを活用し、複雑な作業の自動化を目指しています。
10. Astribot Robotics(深圳星尘智能科技有限公司)
本社: 広東省深圳市
特徴: 精密作業向けの人型ロボットを開発。医療や研究分野での応用を視野に入れ、高度なセンサー技術とAIを組み合わせた製品を提供しています。
Powerd by FanClub3.0
©2025 KATSUMOKU CLUB