今週の経済日程 2025年6月16日~

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時刻はすべて米東部標準時(ET)。日本時間は+13時間(夏時間中)を目安にしてください。


■ 6/16 (月)

08:30 (指標) Empire State 製造業景気指数 6月

16:05 頃 (株式) Lennar Q2 決算 ※引け後発表


■ 6/17 (火)

08:30 (指標) 小売売上高 5月(Advance)

08:30 (指標) 輸入物価指数/輸出物価指数 5月

09:15 (指標) 鉱工業生産・設備稼働率 5月

10:00 (指標) 企業在庫 4月

10:00 (指標) NAHB 住宅市場指数 6月

終日 (金融) FOMC 定例会合 1日目(発表なし)


■ 6/18 (水)

08:30 (指標) 住宅着工件数・建設許可件数 5月

08:30 (指標) 新規失業保険申請件数 ※祝日前倒し

14:00 (金融) FOMC 政策金利・声明・ドットプロット公表

14:30 (金融) パウエルFRB議長 記者会見


■ 6/19 (木) Juneteenth 祝日

終日 (金融) NYSE/Nasdaq・米債券市場休場、主要米指標発表なし


■ 6/20 (金)

07:30 (株式) Kroger Q1 決算 カンファレンスコール

08:00 (株式) Accenture Q3 決算 カンファレンスコール

08:30 (指標) フィラデルフィア連銀製造業景況指数 6月

10:00 (指標) ミシガン大学消費者マインド指数 6月確報

終日 (金融) クアドルプル・ウィッチング(株価指数先物/オプション等満期)


■ 6/21 (土)

終日 (暗号) BTC・ETH ほか暗号資産は24/7取引継続—週末流動性低下でボラ急変に注意


■ 6/22 (日)

18:00 (金融) CME Globex 株価指数/金利先物など週次取引再開(翌週寄り付き)

終日 (暗号) 暗号資産取引継続—週末価格が週明けセンチメントに影響の可能性



2025年6月16日週の経済日程

※このレポートはAIによって生成されています。ハルシネーション等、正確でない情報が含まれている可能性がありますので、細かい数値や発表予定時間など詳細情報については、各自で確認をするようにしてください。


米国市場は、先週末に中東情勢の緊迫化(イスラエルによる対イラン軍事行動とそれへの報復)を受けて世界的なリスク回避姿勢が強まり、S&P500指数が金曜に前日比1%以上下落するなど波乱含みの展開で週明けを迎えますreuters.comreuters.com。この間テクノロジー株中心に急伸してきた米株相場は、高値警戒感もあり「市場は benign な(都合の良い)物語が崩れるような材料に脆弱だ」との指摘も出ていますreuters.com

一方、AIブームを背景にしたハイテク企業の好調が相場を下支えしてきました。例えばNVIDIAのデータセンター事業は前年比+73%という驚異的な売上成長を記録し(2025年5月発表の2-4月期決算)axios.com、Oracleも直近四半期のクラウドインフラ売上が前年比+52%増と好調で、クラウド・AI需要の強さを示しましたinvestor.oracle.com

今週(6/16〜22)は、この金融政策イベントと経済指標にハイテク・AI分野の動向が交錯し、市場心理に大きな影響を与える可能性があります。また暗号資産市場も、米金融政策や規制動向に敏感に反応しやすく、週末を含め要注意です。それでは曜日ごとに主な予定とポイントを整理します。

週明けの米国株式市場は先週末の地政学リスクで不安定なムード。投資家は金融政策と経済指標に注目している(ニューヨーク証券取引所のトレーダー)。reuters.comreuters.com

6月16日(月)

  • 経済指標: 8:30(米東部時間)にニューヨーク連銀製造業景気指数(Empire State Manufacturing Index)6月分が発表予定。予想は-6.0と、前回5月の-9.2からまだマイナス圏ながら改善見込みですcalculatedriskblog.com。製造業の景況感悪化に歯止めがかかるか注目点です。景況指数が予想外に改善すれば製造業関連株の一部に安心感を与える可能性がありますが、大幅な悪化となれば景気後退懸念が再燃するリスクがあります。
  • 株式市場イベント: 週明けの米株市場は先週末の下落の反動を探る展開です。前述の中東情勢緊迫で安全資産(米国債や金)への逃避が起きた流れが続くか、週末を経てリスク許容度が回復するかがポイントですreuters.com。テクノロジー・AI関連セクターは依然強気相場をけん引していますが、直近の急騰で短期的な利益確定売り圧力も意識されます。先週発表されたOracleの好決算ではクラウド売上が+27%増と高成長を維持しており、AI需要の恩恵が確認されたことで週明けも関連銘柄の底堅さが期待されますinvestor.oracle.com。金融セクターでは、大手銀行株は金利高止まりによる利ザヤ縮小懸念がくすぶる一方、景気後退懸念が和らげば買戻し余地もあります。
  • 企業決算: 関連セクターでは住宅建設大手レナー(Lennar, LEN)が取引終了後(日本時間16日深夜)に2025年第2四半期決算を発表予定です。同社の決算は住宅市場の健康度を測る上で重要です。アナリスト予想では1株当たり利益(EPS)が$1.96前後(前年同期比▲約42%、前年は$3.38)と大幅減益、売上高も約82.1億ドル(前年同期比▲6%程度)に落ち込む見通しですmonexa.aimonexa.ai。高金利環境下で住宅販売減速・利益率低下が避けられない状況で、発表後の株価動向が住宅・不動産セクター全体に波及し得ます。投資家は、同社が購入刺激策(価格インセンティブ)と利益率確保をどう両立しているか、また住宅需要の先行きについて経営陣がどうコメントするかに注目しています。

6月17日(火)

  • 経済指標: 小売売上高(Retail Sales、5月分)が8:30に発表されます。予想は前月比 -0.5%と4月(+0.1%)からの減少が見込まれていますcalculatedriskblog.comnampa.org。4月は自動車を含む総売上高が前月比+0.1%と小幅増に留まりましたnampa.org。5月はガソリン価格の落ち着きや自動車販売の一服感から見かけの減少となる可能性がありますが、コアとなるサービス消費は底堅いとの見方もあります。市場はインフレや関税の影響で消費者支出に陰りが出ていないか注視していますreuters.com。結果が予想を上回る堅調さなら景気後退懸念が和らぎ株高要因となり得ますが、予想以上の落ち込みなら景気減速シグナルとしてリスクオフが進む可能性があります。
  • 加えて鉱工業生産(Industrial Production、5月分)が9:15発表予定。予想は前月比 +0.1%と小幅な増産calculatedriskblog.com。4月の生産は前月比±0.0%(横ばい)で、市場予想(+0.2%)を下回っていましたhaver.com。5月は製造業の減産傾向が続く一方、電力・公益部門が暑さで増産となりトータルでは僅かなプラスと見込まれます。また設備稼働率(Capacity Utilization)は前月同様の77.7%が予想されていますcalculatedriskblog.com。生産指標はインフレ圧力や企業投資動向を占う手掛かりとなります。
  • その他8:30には輸入物価指数・輸出物価指数(Import/Export Price Index、5月)、10:00には企業在庫(Business Inventories、4月)も公表予定です。企業在庫は予想+0.2~0.3%前後の小幅増、前月3月が▲0.1%と減少傾向だっただけに在庫積み増しに転じたか確認されますeconomy.comeconomy.com。在庫動向はGDP成長率にも影響するため、過剰在庫がないか吟味されます。さらに同10:00に発表の住宅建築業者指数(NAHB住宅市場指数、6月)は予想36と、前月34からやや改善の見通しですcalculatedriskblog.com(50未満は「販売環境が悪い」と見る業者が多いことを示す)。住宅ローン金利高止まりの中で、住宅建築業者のセンチメントが底打ちしつつあるか注目されます。総じて火曜日午前は重要指標が目白押しであり、結果の強弱で株式・債券・為替市場が敏感に反応する展開が予想されます。
  • 金融政策: 6月FOMC(連邦公開市場委員会)初日。FRB(米連邦準備制度理事会)高官は会合直前のブラックアウト期間入りしており、この日は政策に関する公式発言は予定されていません。しかし市場では翌日の結果を見据えた思惑が飛び交います。現時点でFRBは政策金利(FF金利)4.25~4.50%を維持し据え置く公算が大勢ですcalculatedriskblog.com。ポイントは声明や経済見通し(SEP)での先行き金利見通しです。労働市場が若干緩みつつある一方でインフレが依然目標超過の中、メンバーが年内何を重視するか(物価vs雇用)に関心が集まっていますreuters.comreuters.com。本日はそうした観測報道やエコノミストのコメントが相次ぎ、株式市場も「次の一手は利下げか?」といったテーマで神経質に反応する可能性があります。前週には予想を下回るインフレ指標(CPIなど)の発表もあり、市場では「年内2回利下げ」の織り込みが進んだところですreuters.com。もっともFRB高官は慎重姿勢を崩しておらず、「今は動かず、状況次第で後半に緩和も」とのメッセージがコンセンサスと見られますspglobal.comreuters.com。こうした金融政策観測はハイテク・金融株を含む全セクターに影響を及ぼすでしょう。特に長期金利の動向は銀行株の利ざや見通しやグロース株のバリュエーションに直結するため、本日のマーケットは明日のFOMCをにらんだポジション調整や思惑的な売買が中心となりそうです。
  • 企業決算: 住宅のレナーに続き、この日は目立つ決算発表予定は多くありません。ただし米運輸大手フェデックス(FedEx)が週後半に決算発表を控えているため、その業績観測が物流株や景気循環セクターに影響する場面もあるかもしれません(FedExの発表は翌週6/24予定)。このため物流や産業資材関連株は小売売上高や工業生産など当日の経済指標と併せ、先行き需要を占う材料に反応する可能性があります。また暗号通貨市場では、米SEC(証券取引委員会)の動向にも引き続き目が離せません。前週には共和党のティモンズ下院議員が「イーサリアムの証券性に関するSEC内部文書を開示せよ」と要求する書簡を送り話題となりましたdefi-planet.com。SECは今年に入りイーサリアム現物ETFを承認するなど態度を軟化させつつありますが(実際、同書簡によればSECは2025年初めにETHの証券性調査を密かに終了し、直後にETH現物ETFを容認したとされますdefi-planet.com)、依然として公式な位置づけは曖昧です。こうした規制の不確実性が仮想通貨市場に影を落としており、本日も関連ニュースへの反応に注意が必要です。

6月18日(水)

  • 経済指標: 8:30に住宅着工件数・建設許可件数(Housing Starts & Building Permits、5月)が発表されます。住宅着工件数は年率換算137.0万戸程度と前月4月の136.1万戸から僅かな増加が予想されていますcalculatedriskblog.com。また建設許可件数も同145万戸前後と前月(141.2万戸)比で増加が見込まれます。住宅市場は高金利による逆風下ながら、新築需要の底堅さが続くか確認されます。特に許可件数は今後の住宅供給を占う先行指標であり、予想比強ければ住宅株や建材株に追い風となる可能性があります。反対に大きく下振れすれば住宅市場の減速懸念から関連セクターに売り圧力がかかるでしょう。住宅指標に絡め、前日に発表されたレナー決算で示された受注動向や経営陣コメントも参考に、マーケットは住宅市場全般の見通しを織り込んでいく展開が予想されます。
  • また通常毎週木曜発表の新規失業保険申請件数(週間)も、翌19日が祝日で市場休場となるため本日8:30に前倒しで公表されますcalculatedriskblog.com。予想値は25.0万件(前週実績24.8万件)と若干の増加が見込まれていますcalculatedriskblog.com。直近の申請件数はやや上昇傾向で労働市場の若干の緩和を示唆していますがreuters.com、依然歴史的には低水準です。労働指標としては小粒ながら、FOMC発表直前というタイミングで、もし極端な増減があれば金利先高観や景気感に影響を与えるかもしれません。
  • 金融政策(FOMC結果): 本日午後2時(日本時間19日早朝)、FOMC政策発表があります。市場コンセンサス通り政策金利は現行の年4.25~4.50%据え置きが濃厚ですcalculatedriskblog.com。重要なのは同時公表される声明文経済・金利見通し(ドットプロット)です。特にドットプロットでは、3月時点で示された年内利下げ予想の有無や失業率見通しの変更が焦点ですreuters.com。仮にメンバーの金利予想中央値が年内利下げなしとの姿勢を維持すればタカ派的と受け止められ株式市場には逆風となり得ます。一方、「労働市場の軟化が進めば年後半に緩和余地」という含みが示されればハト派的と好感されるでしょうreuters.com。パウエルFRB議長の記者会見(午後2時30分~)も市場のハイライトですcalculatedriskblog.com。議長がインフレ抑制へのコミットメントを改めて強調すれば利下げ期待の過剰な先走りを牽制する狙いと受け止められます。一方、「データ次第で柔軟に対応」といった表現を用いれば将来の利下げに含みを持たせたと市場は解釈するでしょう。現職のパウエル議長任期は2026年5月までですが、トランプ大統領(※2025年時点)からの利下げ圧力も意識される中、議長発言の一語一句が注視されますreuters.com。株式市場では、この金融イベント直後に大きなボラティリティ変動が予想されます。ハイテク・グロース株は低金利観測が強まれば一段と買われやすく、逆に引締め長期化観測なら利食い売りに押される可能性があります。金融株も金利見通し次第で動きが分かれ、利下げ織り込みが進めば長短金利差縮小懸念から銀行株に重石となり得ます。債券・為替市場も大きく動揺しうるため、本日の米東部午後(日本時間早朝)はマーケット参加者にとって正念場となるでしょう。
  • 補足: FRB以外にも、今週は日本銀行・イングランド銀行など主要中銀が金融政策決定会合を開催していますspglobal.com。木曜に日銀(結果は金曜発表)、英中銀などが控えていますが、米国投資家にとってはまず米FOMC結果が優先であり、国外要因は二次的関心となりそうです。
  • 企業決算: 本日はFOMCに市場の目が集中するため、企業決算の影響は限定的でしょう。この日は特筆すべき決算発表は予定されていません(祝日前で時期的にも端境期)。強いて言えば、前日のレナー決算の市場反応や、先週発表済みのAdobeOracleなどハイテク決算内容が改めて材料視される可能性があります。例えばOracleは決算で「FY2026のクラウド売上成長率は+40%以上に加速見通し」と強気なガイダンスを示しておりinvestor.oracle.com、AIインフラ需要への期待が一段と高まりました。これを受けて他のクラウド企業やAI関連株にも物色が波及するか注目です。また暗号資産市場は、伝統市場がFOMCで揺れる中でも24時間取引が続きます。FOMC結果で米ドルや金利に大きな変動があればビットコインなど暗号資産価格もボラティリティが高まる可能性があります。一般にハト派サプライズ(緩和的姿勢)は暗号資産に資金流入を促しやすく、逆にタカ派サプライズ(引締長期化)はリスク資産回避で売られやすい傾向があります。特に今週は規制当局の動きもにらみながらの展開で、価格変動リスク管理が重要です。

ワシントンD.C.にある米連邦準備制度理事会(FRB)本部ビル。市場は6月18日のFOMCでの政策発表とパウエル議長の発言に注目しているcalculatedriskblog.com

6月19日(木)

  • 市場休場: 「ジューンティーンス(6月19日、奴隷解放記念日)」の連邦祝日に当たり、この日米国の株式・債券市場は休場となりますcalculatedriskblog.com。したがって経済指標の定期発表も原則休止されます(週次の失業保険申請件数は前倒しで前日公開済)。マーケット参加者は前日のFOMC消化に充てる静かな一日となる見込みです。
  • イベント: 市場は休場ですが、世界的にはこの日も各国の重要イベントが続きます。特に日本銀行金融政策決定会合の結果が(日本時間午後)予定されており、英中銀(BOE)、スイス中銀(SNB)なども政策発表を控えますspglobal.com。米投資家も翌日の取引に備え、そうした海外動向をフォローするでしょう。もっとも日英いずれも今回は政策金利据え置き観測が有力で、波乱要因は限定的と見られます。
  • マーケット影響: 米国市場が休みの間も、シカゴ先物市場の株価指数先物や仮想通貨市場など一部は値動きがあります。特に暗号資産は年中無休のため、木曜も通常通り取引されます。前日のFOMC結果を受けた値動きがこの日も続く可能性があり、ビットコイン価格などは世界の投資家が手掛けるでしょう。最近の傾向として、米金融政策イベント直後は暗号資産にもボラティリティが波及しやすいため注意が必要です。
  • また原油市場等コモディティは、この日NYMEX等は休場ですがロンドン市場は開いています。もし前日までの中東情勢緊迫化が進展した場合、欧州市場での原油先物価格変動が金曜の米市場再開後に影響する可能性があります。従って、この日は地政学リスク関連のニュースにも引き続き注意が必要です。総じて米国勢の多くが休暇を取るため出来高は薄商いとなりがちですが、その分想定外のニュースが出た際には値が飛びやすい点も頭に入れておきたいところです。

6月20日(金)

  • 経済指標: 8:30にフィラデルフィア連銀製造業景気指数(Philadelphia Fed Index、6月)が発表予定です。予想は0.0とほぼゼロ近辺まで改善が見込まれ、前月5月の-4.0からマイナス幅縮小の予測ですcalculatedriskblog.com。この指数はニューヨーク連銀指数と並び製造業の現場感を示す重要指標であり、ゼロ近辺なら製造業の活動は底入れとの見方も出てくるでしょう。先に発表されたNY連銀指数と併せ、6月の製造業セクター動向を占う材料になります。予想を上回りプラス圏に浮上すれば景況感改善と受け止められ、景気敏感株に追い風となる可能性があります。逆に予想に反して悪化が続けば、製造業不振が長引いているとの懸念で相場の重荷となるでしょう。
  • また10:00には米消費者態度指数(ミシガン大学消費者マインド指数、6月確報)が予定されています(※注: 月末発表のカンファレンスボード消費者信頼感指数とは別指標)。確報値は速報値からの大きな修正予想はなく、消費者インフレ期待など細部の数値が注目されます。消費マインドは先行きの消費支出動向を示唆するため、物価高や金利上昇が一般消費者心理に与える影響が評価されます。総じて金曜午前の指標は中程度の重要度ですが、週末前でもあり発表をきっかけにしたポジション調整売買が出やすい時間帯となります。
  • 金融政策・FRB発言: FOMC後、ブラックアウト期間が明けたことで、この日以降はFRB高官の発言機会が徐々に戻ってきます。現時点で特定の講演予定は確認されていませんが、地域連銀総裁などがインタビュー等で今回の会合結果に言及する可能性があります。その内容がハト派的であれば利下げ期待が改めて高まり株式市場に追い風となり得ますし、タカ派的なら改めて市場の楽観に釘を刺す形で株価上昇を抑制するでしょう。特に、直近のFOMCで投票権を持つ理事や地区連銀総裁のコメントは債券市場にも影響しやすく、金曜のマーケットはそうしたニュースヘッドラインにも注意を払う展開です。もっとも週末を控えていることもあり、市場参加者は大きなポジション傾けを避け、様子見基調で取引を終了する可能性もあります。
  • 企業決算: 本日朝方には注目の決算が集中します。まずITコンサル大手のアクセンチュア(Accenture, ACN)が市場開始前(8:00 AM ET)に2025年度第3四半期(3〜5月期)決算を発表し、カンファレンスコールを開催しますnewsroom.accenture.com。同社はグローバルITサービス需要のバロメーターであり、クラウドやAI関連のコンサル需要がどこまで業績を牽引しているか注目です。会社側は既に5~7%の前年比成長率で通期売上が伸びる見通しを示しておりtipranks.com、第3四半期もその範囲内の堅調な増収増益が予想されています。具体的な市場予想EPSは$3台半ば程度(前年同期実績は約$3.29)とみられ、売上高は前年同期比+3~7%増の$169〜175億ドルレンジが会社側ガイダンスですnasdaq.com。特にAIやクラウド分野の需要について経営陣が語る見通しは、同業のITサービス企業だけでなくハードウェア(サーバー・半導体)やソフトウェア企業に至る幅広いセクターに影響を与えます。最近のAIブームで企業のデジタルトランスフォーメーション投資が加速していれば追い風となりますが、景気減速懸念からコンサル案件が遅延・圧縮されているようだとネガティブ材料となるでしょう。決算発表は米市場プレであるため、結果を受けた株価変動が当日中の市場全体のセンチメントに波及する可能性があります。
  • 次に小売大手のクローガー(Kroger, KR)が市場開始前に2025年度第1四半期(2〜4月期)決算を発表しますfinance.yahoo.com。食品スーパー最大手の一角であり、個人消費の実態が反映される銘柄として市場の注目度は高いです。アナリスト予想では調整後EPSが$1.45(前年同期$1.43)とほぼ横ばい圏の増益、売上高も約452.9億ドルで前年並み(+0%程度)と見込まれていますainvest.com。食料品はインフレによる値上げで売上金額は底堅いものの、販売数量の伸び悩みが課題ですainvest.com。今回決算でも実質ベースでの売上停滞が続けば、小売業全般に対する警戒感につながる可能性があります。一方でコスト削減やデジタル戦略の成果で収益率が改善していればポジティブです。クローガーは競合のウォルマートやターゲットとの差別化策としてオンライン販売やPB(プライベートブランド)強化に注力しており、その進捗も決算発表で語られるでしょう。小売セクターは消費動向の鏡でもあるため、クローガー決算を材料に消費関連株の物色が活発化する展開も考えられます。
  • なお、その他の予定としては住宅建設のKBホームが引け後に決算発表予定です(住宅市場動向としては月曜レナーに続く内容で注目)。
  • また四半期末にかけての「メジャーSQ」(米先物・オプションの特別清算日)が予定されています。具体的には6月限の株価指数先物・オプション、個別株オプション等の満期日(いわゆるクアドルプル・ウィッチング)が取引終了にかけて到来し、先物・オプション市場で出来高が膨らむ可能性があります。これに伴い現物株市場でもリバランス等の大口売買が発生しやすく、引けにかけて相場が荒ぶる可能性がある点には留意が必要です。もっとも本日の主テーマはあくまで経済指標と主要企業決算であり、これらイベントを消化しつつ週末の手仕舞いが優先されるでしょう。
  • 暗号通貨: 金曜は株式・債券市場の動きが落ち着く一方で、暗号通貨市場では依然として材料出尽くし感はありません。規制面では、米SECが最近証券会社による暗号資産の取り扱いに関する規則緩和ガイダンスを発表し、ブロックチェーンを用いた記録管理を容認するなど前向きな動きを見せましたainvest.com。この新指針では「顧客資産の一部で証券に該当しない暗号資産は証券投資者保護法の適用外」と注意喚起もされていますainvest.comが、市場には「当局が暗号資産を伝統金融に組み込み始めた」との期待感もありますainvest.com。最近のトピックとしては、決済大手PayPalが自社ドル連動型ステーブルコイン(PYUSD)をStellarブロックチェーン上で発行・展開すると発表し(NY州金融当局の承認待ち)ainvest.com、従来XRP Ledgerが強みを持ってきた国際送金・決済領域でStellarが台頭する構図となっていますainvest.com。このStellar対XRPの競合激化のニュースはアルトコイン市場で話題となり、関連トークンのボラティリティが上昇しました。週末を控え利益確定の売りも出やすい中、暗号資産市場ではこうした個別材料や他市場のリスクオン/オフ動向に振らされる展開が想定されます。特にビットコインとイーサリアムは依然として市場の方向感を決める柱であり、その価格推移が他のアルトコイン相場にも波及するでしょう。金曜の米株式市場クロージング後も暗号資産の取引は続くため、伝統市場の投資家も週末にかけて主要コインの価格から投資家心理の手掛かりを探る場面がありそうです。

6月21日(土)

  • 週末状況: 米国株式・債券市場は週末で休場ですが、暗号資産市場は通常通り稼働しています。土曜日は新たな経済指標や企業決算発表は予定されていません。投資家は1週間の材料を消化しつつ、来週以降の戦略を練る期間となります。特に今週はFOMCや重要指標、主要企業決算が相次いだため、その結果を踏まえた世界市場のセンチメント変化が焦点です。土曜日のマーケットイベントとしては、国際的な会議や合意事項があれば注目ですが、現状特筆すべき公式イベント予定は見当たりません。ただし地政学リスクは続いており、中東情勢やウクライナ情勢などで新たな動きが出れば週明け市場に影響し得るため油断はできません。
  • 暗号資産: 週末の暗号資産市場は、市場参加者が平日より少なく流動性が低下しがちな一方で、大口の売買が入ると価格が大きく振れやすい局面です。先週後半からの米金融政策イベントを経て、ビットコイン価格が節目となる価格帯を上下どちらかにブレイクすればテクニカルな売買が誘発される可能性があります。投資家の間では、ビットコインが今年後半の金融緩和観測を織り込んで再び強含むとの見方と、規制強化リスクを嫌気して上値が重いとの見方が交錯しています。イーサリアムや主要アルトコインも連動性が高いため、週末の値動きには注意が必要です。特にPayPalのステーブルコインを巡るStellar vs XRPの構図など、新たな競争環境が意識され始めたアルトコイン市場では、関連プロジェクトの動向に関するニュースやSNS上の話題が突発的な価格変動を招く可能性があります。土曜日はそうした市場変動要因を注視しつつも、基本的には翌週に備えポジション整理や調整の取引が中心となるでしょう。

6月22日(日)


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