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米株はS&P横ばい、ナスダック小反落。10年債利回りはじり高、BTCは-1%台の調整。方向感乏しく、イベント前で様子見が続く。
ジャクソンホール前で利下げ観測と慎重論が綱引き。パウエル講演のトーンと9月会合の示唆が最大焦点。インフレと雇用の評価次第でペース期待が揺れる。
米政府がインテルへの最大10%出資を検討との報。半導体テコ入れの官民連携は前例少なく、競争力回復と統治の妥当性を巡り投資家の評価が割れる。
再エネ税控除ルール見直しは想定より緩やか。着工要件の運用に柔軟性が残り、ソーラー株に買い戻し。政策不確実性は残るが当面の資金繰り懸念は後退。
8月18日、アメリカのホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領と欧州主要国首脳団、そしてウクライナのゼレンスキー大統領が会談し、ロシアの侵攻を終結させる和平案について協議しました。トランプ大統領は「戦争終結の一環としてウクライナの安全保障で欧州を支援する」と述べ、将来的にプーチン露大統領を交えた三者会談の可能性にも言及しましたreuters.com。しかし具体的な合意や目立った成果は得られず、金融市場も「新味や具体性がない」として大きな反応を示しませんでしたreuters.com。トランプ政権は直前のプーチン大統領との会談(アラスカ)でも停戦ではなく恒久的な和平合意を模索する姿勢を示しておりreuters.com、欧米とロシアを巻き込んだ今後の外交交渉の行方が引き続き注目されます。
今週後半に予定されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長スピーチを前に、米金融政策の行方に市場の関心が集まっています。直近のインフレ指標は落ち着きを見せ、フェデラルファンド金利先物市場では9月の利下げ確率を85%前後まで織り込んでいますreuters.com。実際、7月の消費者物価指数(CPI)が予想比わずかに低めの伸びとなった後、市場は9月利下げを一時「確実視」していました。しかしその後発表された卸売物価指数(PPI)の予想上振れを受けて楽観論が後退し、9月利下げの織り込みは現在83%程度に低下していますreuters.comreuters.com。パウエル議長自身も「トランプ政権の関税政策によるインフレ加速懸念がある中、8月の経済指標を確認するまで性急な緩和には慎重」だと伝えられておりreuters.com、ジャクソンホールでの講演でも「労働市場の弱さやインフレ動向を見極めつつある」とのバランスのとれた姿勢を示し、9月の利下げについて明言を避ける公算が大きいと見られていますreuters.com。足元では、小売売上高は堅調ながらインフレ不安から消費者マインドが低下し、住宅建築業者指数も約2年半ぶりの低水準に落ち込むなどreuters.com、強弱まちまちな経済指標が相次いでいます。市場は利下げ開始の時期とペースを占うためにも、今週のパウエル議長発言に神経を尖らせています。
米トランプ政権が、半導体大手インテル社に対して約10%の株式持分を取得する案を検討していることが報じられましたbloomberg.comreuters.com。実現すれば米政府がインテルの筆頭株主となる可能性があり、政府支援による国内半導体産業テコ入れ策として極めて異例の試みです。具体的には、インテルが米国チップ法(Chips Act)に基づき受給予定だった補助金約109億ドル(商用・軍事向け生産拠点向け)を株式に振り替え、政府出資に充てる構想ですreuters.comreuters.com。インテル株は先週、政府支援への期待から上昇していましたが、今回の10%出資検討報道を受けて18日(月)は約3%下落しましたreuters.com。政府による民間企業への株式取得は2008年の金融危機時におけるGM救済以来とされ、トランプ大統領はこれまでにもNVIDIAへの「成果報酬型投資」やレアアース大手MPマテリアルズとの提携など、半導体・重要鉱物分野で前例のない官民連携策を打ち出していますreuters.com。市場アナリストからは「政府が救済に乗り出すのは同社の競争力低下がそれだけ深刻である証左」との声もあり、国主導でインテルの経営立て直しが図られることに賛否が分かれていますreuters.comreuters.com。インテルは近年、巨額投資による新工場建設計画を縮小・先送りするなど経営戦略の修正を迫られておりreuters.com、今回の政府出資案が実行に移されるかどうか、今後の政権と同社の動向に注目が集まっています。
トランプ政権下の米財務省は18日、再生可能エネルギー案件向け連邦税額控除(プロジェクト費用の30%相当)に関する新たな適用ルールを発表しました。大規模な太陽光・風力プロジェクトについて税控除を受けるための「着工」要件の定義を見直す内容で、開発業者に対し単に資金拠出を示すだけでなく実際の建設作業に着手することを求めるとしていますreuters.com。業界団体などは当初、この基準強化により早期に巨額のプロジェクト費用を投入しなければ優遇が受けられなくなることや、着工から完工までの猶予期間が短縮されることを懸念していましたreuters.com。しかし蓋を開けてみると、新ルールは「予想されたほど厳格ではない」との見方が広がり、投資家心理をむしろ支える結果となりましたreuters.com。たとえば着工後にプロジェクトを完了するまで従来通り最長4年間の猶予が認められreuters.com、また開発業者に課される資金負担のハードルも当初懸念されたほど高くなかったためです。実際、発表を受けて米クリーンエネルギー株に買い戻しの動きが広がり、米太陽光エネルギー株指数はこの日4%上昇しました。中でも住宅向けソーラー大手サンラン社の株価が+9%、米パネル大手ファーストソーラーも+8.6%と急騰しreuters.com、「完全とは言えないが許容範囲内の内容だ」(Raymond James証券モルチャノフ氏reuters.com)との声が聞かれるなど、市場は一旦安堵の反応を示しています。今後再エネ開発をめぐる政策変更への警戒感は残るものの、当面は今回示されたガイドラインの下でプロジェクト推進に踏み切る動きが促進される可能性があります。
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