
Play
米株は方向感の乏しい展開。S&P500は小幅安、ナスダックは反発と温度差が続き、金利低下との綱引きが意識されます。
米10年債利回りは4.14%台へ低下。弱めの雇用指標を受け利下げ観測が再燃し、債券選好が一段と強まりました。
ビットコインは反発し8.7万ドル台へ回復。前日の急落後の買い戻しが入り、リスク許容度の戻りが確認されます。
原油価格は需給緩和観測から下落基調を継続。中国需要の鈍さと供給増懸念が重なり、資源株の重しとなっています。
米国市場ではS&P500指数が終値6,800.26(前日比-0.24%)と小幅に下落しました。ヘルスケアやエネルギー株の調整売りが指数を押し下げ、投資家はFRBの利下げ観測を見極める姿勢を続けていますreuters.com。11月の雇用統計では非農業部門雇用者数の増加が6.4万人と低調で、失業率は4.6%に上昇しましたが、政府機関の一時閉鎖を反映するノイズともされ、市場では当面の利下げ期待に大きな変化はありませんreuters.comreuters.com。
ナスダック総合指数は23,111.46(+0.23%)と小幅に上昇しました。テクノロジー株を中心に買い戻しが入り、3営業日ぶりにプラス圏で取引を終えましたreuters.comreuters.com。ただ全体相場は依然として米金融政策の行方を見極めるムードが強く、堅調な企業業績観測などと引き続きせめぎ合っていますreuters.comreuters.com。
米国債市場では10年物国債利回りが低下し、終値は4.1490%(前日比-0.79%)となりましたreuters.com。11月の失業率上昇を米政府閉鎖の影響とみなして利下げ期待が根強く、市場では安全資産として債券が買われましたreuters.com。2年物利回りも3.48%まで低下し、引き続きFRBの金利方針は利下げ方向に傾いているとの見方が優勢ですreuters.comreuters.com。
仮想通貨市場ではビットコインが大きく反発し、価格は87,876.30ドル(+2.06%)となりましたreuters.com。前日に約5%急落した反動で買いが入り、投資家のリスク選好が回復した格好ですreuters.com。米経済指標への敏感な反応より、市場の全体的なリスク許容度の改善が買い材料になったとみられますreuters.com。
米連邦準備制度(FRB)の傘下機関であるダラス連銀は、新たな金融政策の目標金利として「三者担保貸出金利(TGCR)」を重視すべきとの研究成果を発表しましたreuters.com。同研究では、従来のフェデラルファンド(FF)金利ではなく、国債を担保にした取引金利(TGCR)の方が短期金利の実勢をよりよく反映し、金融政策の効果が高いと指摘されていますreuters.com。連銀総裁ロジー・ローガン氏も以前の講演で、Fedが政策金利目標をTGCRに移行する可能性を示唆しており、「実際の短期資金調達コストを示す指標として優れている」と述べていますreuters.com。ただしFedの主要ターゲット変更は技術的議論とされ、パウエルFRB議長の任期満了を控えた今、当面の導入は予定されていないようです。
ユーロ圏では12月の景況感が鈍化し、景気の勢いが低下しています。S&Pグローバルの速報によると、12月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)は51.9と3カ月ぶりの低水準に落ち込み、とくにドイツの製造業が景気を押し下げましたreuters.com。ただしエネルギーコストの急低下や欧州各国の財政支援などで輸出と雇用は概ね堅調で、年末時点でもユーロ圏経済の成長率は1%前後が維持されています。ECB(欧州中央銀行)はこれまで通り景気下支えを評価し、当面追加利下げを行わない見通しが市場で強まっていますreuters.com。一方英国では、新財政政策への期待からPMIが上向き、来週の英中銀(BOE)会合では0.25ポイントの利下げがほぼ織り込まれていますreuters.com。
日本銀行は18-19日開催の金融政策決定会合で、政策金利を現在の0.5%から0.75%に引き上げ、30年ぶりの高水準に設定する見込みですreuters.com。背景には「長期にわたり2%超で推移する食品価格の高止まり」や「人手不足による賃上げの加速」があり、今年2回の利上げで金融政策の正常化を進めていますreuters.comreuters.com。政府・日銀は現在の経済情勢認識で食い違いはなく、黒田総裁は会見で引き続き慎重ながらも引き締め継続の意思を示すとみられていますreuters.comreuters.com。市場ではさらなる利上げのペースや、ドル安による物価への影響を注視しています。
国際原油市場では供給過剰観測が重しとなり、原油先物価格が下落基調です。12月16日の取引では、ニューヨーク先物市場のWTI原油が1バレル55ドル台、ロンドン市場のブレント原油も58ドル台まで低下し、2021年2月以来の安値水準に沈みましたreuters.com。ウクライナ・ロシア和平交渉の進展でロシア産油の供給再開期待が高まり、合わせて中国経済の鈍化で需要不安が強まったことが背景ですreuters.comreuters.com。アナリストは「過剰在庫の懸念が続き、地政学リスクや政策変化がなければ価格下落基調は続く」と指摘していますreuters.comreuters.com。
Powerd by FanClub3.0
©2026 KATSUMOKU CLUB
