お金の知識

【 実質マイナス金利の定義と背景 】

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実質金利とは、名目金利からインフレ率を差し引いたもので、実質的な資産の増減を示します。実質金利がマイナスの場合、インフレ率が名目金利を上回り、預金の実質的な価値が目減りすることを意味します。


実質金利がプラスの場合は預金や投資の価値が増えます。再度言います。マイナスの場合は金融機関にお金を預けて利息が増えるペースを物価が上がるスピードが上回り、お金の価値が目減りします。そして今この状況が長く日本では続いています。


日本では、2016年に日銀がマイナス金利政策を導入し、政策金利を-0.1%に設定しました。その後、2024年3月に日銀はマイナス金利政策を解除し、政策金利を0.1%に引き上げ、更にその後引き上げ0.5%程度と過去30年では上限にあります。


実質マイナス金利の影響)


家計への影響 実質金利がマイナスの状況では、預貯金の実質的な価値が減少し、資産を持つ側から借入を行う側への所得移転が生じます。(国民から政府に移転しているわけです)これにより、家計の購買力が低下し、消費活動に影響を及ぼす可能性があります。 


企業への影響 企業にとっては、実質金利の低下により借入コストが実質的に減少し、設備投資や事業拡大のインセンティブが高まります。しかし、長期的には低生産性の事業が存続しやすくなり、経済全体の成長率を引き下げる要因となることも指摘されています。 (まさに日本です)


財政への影響 政府にとっては、実質金利が実質成長率を下回る場合、インフレによって債務の実質的な負担が軽減される可能性があります。(インフレ税)しかし、金利上昇により国債の利払い負担が増加し、財政運営に影響を及ぼす懸念もあります。(この後これがやばい)


インフレの動向 過去10年間、日本は長らくデフレ傾向にありましたが、2020年以降、輸入物価の上昇や労働需給の引き締まりを背景にインフレ率が上昇し、2023年には2%を超える水準となり、現在の年間インフレ率は3.6%です。


チャートは2024年までのものですが、現在のインフレ率が3.6%で実質金利が0.5%とすると、マイナス3.1%ということになりますので、これが長期間続けばどうなるか?


政府の負債は徐々に減っていくことになりますが、国民の金融資産もそのままにしておけば大きく減っていくということになりますね。インフレ税です。


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