2025年12月23日 過去24時間の市場動向と経済ニュース

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米株はハイテク主導で続伸。AI関連への楽観と年末ラリー期待が支えとなる一方、金利上昇がどこまで許容されるかが焦点です。


FRB理事の留任発言や政権人事を巡る思惑が浮上。利下げ期待と政治リスクが交錯し、金利・ドルの振れには引き続き注意が必要です。


ベネズエラ情勢を巡る緊張で原油と金が上昇。地政学リスクが再び市場テーマとして意識され始めています。


ビットコインは小動き。株式市場との連動が続く中、年末の流動性低下局面での急変動には警戒したいところです。



2025年12月23日 過去24時間の市場動向と経済ニュース

市場概況(2025年12月22日)

米国株式市場ではテクノロジー株の強さを背景に主要指数が上昇しました。半導体大手マイクロン・テクノロジーの好調な見通しや、想定より冷静だったインフレ指標を受けて、NVIDIAなど大型ハイテク株への買いが入り、S&P500は前日比0.64%高の6,878.49で取引を終えましたreuters.comreuters.com。同じくテック株中心のナスダック総合指数も0.52%上昇し23,428.83となりましたreuters.com。これらの上昇は、AI関連企業への楽観ムードや年末の「サンタクロース・ラリー」期待も相まって、株価の押し上げ要因となっていますreuters.com

米国債市場では長期金利が上昇傾向です。10年物米国債利回りは1.2ベーシスポイント上昇して約4.16%となりましたreuters.com。市場ではクリスマス休暇前の薄商いに加え、来年以降の財政需給への警戒感もあって、債券は売られやすい展開となっています。また、政治的な不透明感も長期金利の重しです。トランプ大統領がFRB人事に介入する可能性が取り沙汰される中、投資家が長期金利にリスクプレミアムを上乗せする動きが続いていますreuters.com

暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが堅調に推移しています。前日比0.23%の上昇で88,477ドルまで値を戻しました。今年はトランプ大統領の暗号資産フレンドリーな政策期待でビットコインは年初来大幅高となり、10月には史上最高値を記録しましたが、その後は米中貿易摩擦やAI関連株のバブル懸念で急落する場面もありましたreuters.com。近時は株式市場との連動性が高まっており、ビットコイン価格も米金融政策やエクイティの動向を敏感に映す展開が続いていますreuters.com

本日の重要経済・金融ニュース

ミランFRB理事、次期議長決定まで留任の意向示す

米連邦準備制度理事会(FRB)のステファン・ミラン理事は12月22日のインタビューで、自身の任期満了後も次期FRB議長が上院承認されるまで理事職に留まる意向を明らかにしましたreuters.com。ミラン氏はFRB内でも最もハト派的な理事として知られ、ここ3回の会合ではさらに大幅な利下げを主張してきましたreuters.com。FRBは先月0.25%の利下げを行い政策金利を年3.50–3.75%に引き下げましたが、この政策決定に対しては、インフレ抑制の立場から利下げに慎重な議員も一定数いましたreuters.comreuters.com。ミラン氏が引き続き議決部会に残ることで、今後も彼の利下げ志向が議論に影響を及ぼす可能性がありますreuters.com

ベネズエラ情勢緊迫で金銀原油が急騰

米沿岸警備隊がベネズエラ沖の国際水域で石油タンカーを追跡したと報じられ、地政学リスクの高まりが警戒されましたreuters.com。これを受けて、安全資産とみなされる金と銀の価格が急騰し、金価格は一時史上最高値を更新しましたreuters.comreuters.com。原油価格も上昇し、北海ブレント先物は一時1バレル62ドル台に乗せましたreuters.com。対ドルでは円高が進行し、一時156円台半ばまで円が買われる場面もありましたreuters.com。投資家は年末にかけての供給不安や地政学リスクに神経を尖らせており、エネルギー・貴金属相場の動向が注目されています。

米民主党州、CFPB資金凍結阻止で訴訟提起

米国の民主党主導の州連合は12月22日、トランプ政権による金融規制当局CFPB(消費者金融保護局)の資金凍結を阻止する訴訟を提起しましたreuters.com。トランプ政権はFRBに対しCFPBの予算要求を行わず、同局の資金を事実上凍結する措置を取っています。原告側はこの措置が違法であり、金融消費者保護の権限を侵害していると主張しています。この動きは金融規制をめぐる党派対立の激化を示しており、政策リスクとして市場心理にも影響を与えそうですreuters.com

中国、EU電気自動車関税に対抗し乳製品に制裁関税

中国はEUが中国製電気自動車に課した高関税への報復措置として、EU産乳製品に対して最大42.7%の暫定関税を課すと発表しましたreuters.com。これは中国が実施中の補助金規模調査の第1段階終了を受けた措置で、EU側は「新たな貿易摩擦の激化」と受け止めていますreuters.com。中国がEUの電気自動車政策への対抗措置を他品目に拡大したことで、両者の貿易対立は一段と深刻化しています。国際市場では、こうした報復関税による供給網の混乱や物価への影響が懸念されています。


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