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米国の株価は高値圏にあるものの大きな動きは出ず、S&P500は横ばい、ナスダックはやや調整。
米10年債利回りは3.96%近辺に低下、金利低下はリスク資産にやや追い風の構図。
暗号資産市場ではビットコインが107,000ドル台から一時114,000ドル付近まで急騰、再び111,000ドル前後に戻り、清算と資金フローの混乱を浮き彫りに。
テック株ではOpenAIの新ブラウザ発表を受け、Alphabet Inc.(グーグル親会社)株が急落、AI競争激化が改めて意識される。
米証券取引所では好調な決算発表が市場を下支えした一方、主要株価指数の伸びは限定的だった。ロイター通信によれば、ダウ平均は0.47%高、S&P500はほぼ横ばい、ナスダック総合は0.16%安で取引を終えたreuters.com。自動車や航空宇宙など景気敏感株が堅調だった反面、ネットフリックス株は減収減益を嫌気され下落、アップルや半導体も売られた。コカ・コーラや3M、ゼネラル・エレクトリックなど一部大型株は予想を上回る四半期決算で株価を押し上げており、指数全体は総じて小動きにとどまったreuters.comreuters.com。
朝方にビットコインが108,000ドル割れまで売られた局面で、先物・永続スワップの清算が24時間で約$320Mに拡大。流動性が薄い時間帯にストップ・クラスターを巻き込み下方向へ滑った後、金・銀の大幅安(金は-5%超、銀は-7%前後)をきっかけにリスク資産側へ資金が戻り、ショート清算が連鎖して114,000ドルまで瞬間噴き上がり。その後は利食いで再び111k近辺に収れんした。フロー面では米スポットBTC ETFが前日(10/20)にネット-$40.4M(IBIT -$100.7M)と鈍化が続き、現物の下支えが弱い中でデリバ主導のボラが増幅した。
米AI企業OpenAIが新たなウェブブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表し、これが市場に大きな衝撃を与えた。発表直後、OpenAIの参入に警戒感を持った投資家がGoogleの親会社アルファベット株を売り浴びせ、一時3~4%の急落となったnews.kalshi.comtheguardian.com。OpenAIはAIチャットボット「ChatGPT」を搭載したブラウザで、すでにMac向けにリリースされ、今後Windowsやモバイルにも対応予定だ。今回の発表は、AI技術を巡る競争がブラウザ市場にまで広がったことを印象づけた。
ロイター通信によると、中国政府が家電や自動車などの購入促進のために実施している約3000億元(約6兆円)規模の補助策は、当初は経済成長に寄与してきたものの、その効果は次第に薄れている。多くの消費者が今年前半にまとめ買いした「先食い」効果で、今後補助が終了すると逆に需要の急減が懸念される状況だreuters.comreuters.com。モルガン・スタンレー系調査によれば、補助終了後の来年第1四半期には家電販売が前年比で20%前後落ち込む可能性も指摘されており、構造改革が急務だとみられているreuters.comreuters.com。
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