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ムーディーズが米国の最上位「Aaa」格付けをついに剥奪し「Aa1」へ。恒久減税を再推進する共和党と膨張する財政赤字が重なり、長期金利の上振れと安全資産シフトの行方に市場は神経質。
ロシア軍がウクライナに開戦後最大規模のドローン攻撃。トランプ米大統領は19日深夜、プーチン露大統領と停戦協議へ臨む構え。交渉次第でエネルギー相場と欧州株のボラティリティ拡大も。
ECBタカ派のヴァンシュ・ベルギー中銀総裁が「政策金利を2%弱まで下げる可能性」に言及。ユーロ圏の成長失速と対中関税ショックを背景に、年内2回の利下げ観測が急浮上。
中国が米欧日・台湾産エンプラ樹脂に最大75%の報復関税を発表。90日間の米中関税休戦を揺さぶる動きで、半導体・EV関連サプライチェーンへの波及に要警戒。
暗号資産市場は堅調。ビットコインは米国AAA喪失を受けた代替資産買いで一時10万6,000ドル台、終値は10万4,000ドル前後へ反発。50日線と200日線のゴールデンクロス接近が強気ムードを後押し。
ビットコイン相場はこの24時間で堅調な推移を示しました。始値は約103,100ドル、終値は約104,160ドルで前日比+1.0%と小幅高でしたinvesting.com。日中には一時105,965ドルまで上昇し、安値はほぼ始値水準の103,114ドルでしたinvesting.com。米国の財政不安が高まる中、ムーディーズによる米国国債の格下げなどを受けてビットコインが代替資産として注目を集めたとみられますcoindesk.com。また50日移動平均線が200日線を上抜く「ゴールデンクロス」形成が間近となり、テクニカル面の強気材料も意識されましたcoindesk.com。値動き幅は約2.8%と比較的限定的でしたが、出来高は前日から増加し約5万3千BTCに達しています。
米国AAA格付け陥落、財政懸念と減税案巡り議論
ムーディーズが米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に引き下げました。債務残高の対GDP比が2035年に134%に達するとの見通しなど巨額の財政赤字を理由に挙げていますreuters.com。これは大手3社で最後まで最高位を維持していた米国格付けの陥落であり、市場や議会に衝撃を与えました。財政悪化が警戒される中、トランプ政権与党の共和党は2017年の大型減税恒久化法案を下院で再推進しており、今週にも採決を目指していますreuters.com。同法案は今後10年で3~5兆ドルの追加債務を生むと試算されreuters.com、財政への懸念から一部強硬派共和党議員が反対し足止めしていましたが、週末の協議を経て再審議に入っています。バセット米財務長官は格下げについて「気にしない」と述べその影響を軽視しましたがreuters.com、野党民主党からは「景気後退に向かう重大な兆候だ」と警鐘を鳴らす声も上がっていますreuters.com。
ロシアが戦争最大規模ドローン攻撃、米大統領は停戦協議へ
ロシア軍はウクライナに対し開戦以来最大規模となる無人機(ドローン)攻撃を実施し、住宅破壊や死者が発生しました(投入されたドローンは273機)reuters.com。同日、ロシアが西側諸国への威嚇として大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を計画しているとの情報も伝えられていますreuters.com。こうした中、トランプ米大統領は翌19日にプーチン露大統領およびゼレンスキー宇大統領とそれぞれ電話会談し、停戦案を協議する予定ですreuters.com。実現すれば3年ぶりの米露首脳直接対話となります。先週金曜には米主導でウクライナとロシアの代表団が約3年ぶりに対面の停戦交渉に臨み、捕虜交換では合意しましたが停戦条件では折り合わず決裂しましたreuters.com。ゼレンスキー宇大統領はローマで米国のバンス副大統領やルビオ国務長官と会談し、無条件の早期停戦の必要性を訴えるとともにウクライナは「真の外交」に応じる用意があると強調しましたreuters.comreuters.com。一方、英仏独波の欧州各国首脳は米露首脳協議を前にトランプ大統領に対し対露追加制裁の実施を働きかける意向ですreuters.com。
ECB当局者が利下げ示唆、貿易摩擦による下振れリスク警戒
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーでベルギー中銀総裁のピエール・ヴァンシュ氏は、世界的な貿易摩擦がインフレと経済成長を押し下げるリスクが高まっているとして、政策金利を「2%弱まで」引き下げる必要があるかもしれないと発言しましたreuters.com。従来は金融引き締めを支持してきたタカ派の同氏による利下げ示唆は市場の注目を集めていますreuters.com。背景には、トランプ米大統領が4月に発表した対中関税引き上げ以降、ユーロ圏のインフレ見通しに下振れ圧力が生じていることがありますreuters.com。現在ECBの預金金利は2.25%で、市場は6月5日の次回理事会での利下げ確率を約90%と織り込み、年内にもう1回程度の追加利下げが行われ1.75%前後まで下がると予想していますreuters.com。ヴァンシュ氏もこの市場予想に「驚きはない」と述べ、情勢次第で一段の緩和策を検討する用意があることを示しましたreuters.com。
中国が米欧日向けプラスチックに高関税、90日貿易休戦延長に期待
中国商務省は日曜日、米国・欧州連合(EU)・日本・台湾から輸入するエンジニアリング用プラスチック(POM樹脂)に対し反ダンピング関税を課すと発表しました。税率は最大74.9%にも上り、米国からの輸入品に対して最も高い率が適用されますreuters.com。この措置は、昨年5月に米国が中国製電気自動車や半導体などへの関税を大幅に引き上げたことへの対抗として、中国が同月に調査を開始していた案件の正式な制裁措置ですreuters.com。一方で米中両政府は先週、激化していた関税合戦を90日間限定で休止することで合意しており、期間中は互いの高関税率を大幅に引き下げる「一時休戦」に踏み切りましたreuters.com。中国政府系メディアもこの関税休戦を延長すべきと論じており、市場では貿易戦争激化への警戒感がいくらか和らいでいますreuters.com。もっとも、アジア太平洋経済協力会議(APEC)は声明で世界貿易体制が直面する「根本的な課題」に言及しておりreuters.com、90日後に向けた交渉の行方は依然不透明です。
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