
ベンチャーキャピタル企業のブリード(Breed)の最新レポートによると、ビットコイン価格が下落した場合、多くのビットコイントレジャリー企業は破綻する可能性が高いそうです。
特に「新興のトレジャリー企業」は、資金調達の条件がストラテジー社(旧マイクロストラテジー)より厳しく、さらに高いレバレッジをかけているため、リスクが大きいと指摘されています。ビットコインの価格が下がれば、これらの企業の財務状況が一気に悪化し、連鎖的な破綻につながる構造です。
また、ビットコイントレジャリー企業は、多くが自社の株価(時価)と保有ビットコインの純資産価値(NAV)とのプレミアムで成り立っています。ビットコイン価格が下落すると、このプレミアムが縮小し、資金調達が難しくなります。資金調達ができなくなると、レバレッジの返済やマージンコールが発生し、保有するビットコインを売らざるを得なくなります。その結果、ビットコイン価格がさらに下がり、悪循環に陥るという流れです。
ブリードはこの状況を「デス・スパイラル(死の螺旋)」と呼んでいます。このスパイラルが起きると、弱い企業は次々に市場から消え、資金力や事業基盤が強い企業が安く買収していく形で業界の再編・統合が進むと見ています。
現時点では、ストラテジー社のように比較的強固な経営基盤を持ち、エクイティや転換社債を使った柔軟な資金調達ができる企業だけが生き残れる見通しです。
一方、後発企業や資金力に劣る企業は、ビットコイン価格の大きな調整が入れば、一気に経営が傾く可能性があるので注意が必要です。
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